今年も酒造りの季節がやってきました!
私も10月から蔵入りし、再び皆と力を合わせて美味しいお酒が届けられるよう、毎日酒造りに勤しんでおります。
寒くて、暑い環境下の中で行われ、厳しい体力勝負の酒造り。
体に無理をすると、段々とつらくなってきてガタがきてしまいます。
本記事では、少しでも体力維持・回復力を高めるために筆者が実際愛用しているお役立ちアイテム5選をご紹介します。
そのうち最後の2つは、女性蔵人目線として「持ってきて非常に助かったもの」になりますので、特に女性で酒造りに興味をお持ちの方にとって参考になると嬉しいです。
ダウンベスト
秋冬の寒い季節に行われる酒造り。
吟醸仕込みなどのお酒を管理する室内や、お酒を搾る上槽施設では、品質管理のために室温を低く設定しています。逆に、麹を作る室内では、高温多湿の室内設定にしているため、汗だくになりながら仕事します。
特に少人数で1人で様々な仕事を担当する酒蔵では、このような気温差の大きい環境を頻繁に行き来することが多いかもしれません。
そのため、半袖の上に上着を来て対策するも、これでは物足りずに寒いまま。そんな時に保温性に優れ、すぐに着たり脱いだりするのに重宝するのがダウンベストです。
筆者は上部リンクのようなネイビーのダウンベストを愛用中です。ポケットもあって、メモやスマホをパッと入れられるのがズボンの中に入れるより取りやすくて、個人的に気に入っています。
さっと着脱できてすごく軽いのに、保温性が抜群のダウンベストは、特に外気温が氷点下の際には大活躍。一枚羽織るだけでこんなにも体感温度が違うのを痛感した時は感動的でした。
今では手放せない必需品の1つです。
軟膏薬・保湿クリーム
洗い物が仕事の半分を占めると言っても過言ではないこのお仕事、使った道具は毎回熱消毒のために熱湯をかけ流すので、手はガッサガサに荒れます。
手袋をして直接熱湯に触れないように気を使っても、指先は荒れて痛いです。
放置しておくと、傷口が深まりさらに肌を痛めますので、こまめに保湿剤を塗って対策してほしいと思います。
個人のお肌に合う軟膏薬や保湿クリームが1番ですが、個人的に効果的があったのがメンターム。
一時期、いろんな肌荒れ予防の保湿剤を使ってみましたが、塗っても乾き切って効果があまりないものもしばしば。
手荒れのスピードになんとか追いついて回復してくれるクリームって、なかなか見つかりませんよね。
メンタームは塗った後の匂いとベタつくのがやや難点ですが、筆者にとっては回復の速さに効果がありましたので、長い休み時間や退勤後に手に塗るようにしています。
みなさんのおすすめがありましたら、教えていだけますと嬉しいです!
サポーター
重いものを持ち上げたり、歩き回ったり、この世界ではとにかく体を使います。
「自分はまだ若いから大丈夫」と思っていても、仕事中に足腰に負担がかかって体を痛めてしまう可能性は常にあります。
実際に今の筆者がそうです。笑
最近、しゃがんだ時に膝からポキポキと音が鳴るようになり、少し痛むようになってきました。それから、ようやく膝サポーターをつけるようになりました…。
何が具体的に原因だったのかはわかりませんが、サポーターなしに30kgのお米を持ったり、ハシゴや階段の登り降り、蔵内だけで毎日1万歩以上歩き回っていると気づかずうちに体に負担がかかっていたのかなと思います。
若いうちだからこそ、体が壊れないように気をつけましょう。
鎮痛剤・低容量ピル
女性にとって上手に付き合っていかなければならない生理。
生理痛、PMS症状が襲いかかる中、それでも酒造りの力仕事は毎日淡々とやってきます。
辛い気持ち、すごくわかります…。筆者も昔から経血量、腹痛とPMS時の心の不安定さに悩まされていたので、昔から変わらず服用し続けています。
イブプロフェンやエルペインなどの鎮痛剤は市販薬として薬局で簡単に手に入り、ピルは、貧血予防や生理痛軽減を目的としても病院で処方してもらえます。
おかげで個人的には症状に悩まされることなく、元気に仕事ができることに非常に役立っています。
低用量ピルに関して、仕事が忙しくて病院に行く時間もない方は、オンライン処方などのサービスがありますので、ぜひ参考にしてみてください。
湯たんぽ
休憩中の時など、ほっと寒さも心も温まるのにももちろん大活躍ですが、
生理の時って、鎮痛剤や低用量ピルだけで腹痛が治らない時ってありますよね。
湯たんぽを腰やおなかに当てると、血液循環が改善されて一時的に痛みを和らげる効果があります。
筆者も、低用量ピルを服用していても痛みを感じる時には湯たんぽをお腹に当てて少し安静にして解決しています。
筆者は上部リンクのような、ゴム製でお湯を入れる際に火傷しにくくて、抱きかかえやすい物を選んで購入しました。
お湯を温めることすら辛い時は、ホッカイロもおすすめです。
いかがでしたでしょうか。少しでも参考になれば幸いです。
これからさらに酒造りに緊張感が増してくるこの季節。
自分の体を労りつつ、お互い頑張っていきましょうね。
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